神社左側にあった石階段を使って姫島の頂、鎮山(ちんざん)を登ることにしました。
石階段があったとはいえ、道無き道の状態。
ところどころ人工物が見えるのがどことなく安心感をもたらすというか何というか。
道が次第に木々や土に包まれて、自分も自然に溶けこんでいくよう。
そう言えば、玄界島の山を登った時もこんな道でしたね。ちょっと道の縁は崖っぽくなってたり。
地味に湿った落ち葉が足元を滑らせます。
もはや道なのやら道じゃないのやら。ただ木が生えてないだけ。
少し明るい場所に来ました。看板らしきものがありましたが、文字は判別不能。
竹同士が擦れる音がやたら響く道を進みます。もはやここまで来ると人の声は皆無。
Fanta?
むきだしの土壁がいきなり姿を表しました。狭い。
ちょっと不気味な竹(?)の根っこ。
パッと見井戸らしきものを発見。でも井戸では無さそう。
分かりづらいですけど、ここから結構な坂になっています。どことなく映画に出てきそうな景色。
坂を超えると開けた場所までやって来ました。木で出来た柵もあります。
束の間の開放感。海は西側です。
微かに聞こえる船のエンジン音。自分の耳が良くなった様な感覚。
再び山を登ると、表れるのは石垣。
それもかなりの数ですね。戦前の遺産だったりするのやろか。
「ここで止まれ」と言わんばかりに前を塞ぐ石垣。
どうやら行き止まりではなく、左側へ進むのだそう。
ベンチがありました。やっと休憩できる…
魚眼レンズで撮影したベンチからの景色。海と空の青がなんとも言えない美しさ。
自分以外人間はいないし、音も無いし… こういうのは都会では味わえないよねぇ。
さて、そろそろ頂上ということで、ガンガン登っていくことにしました。
しかし、足場がなかなか酷い。コケたりしたら出血モノ。
やっと山の頂上らしきところへ着きました。頂上付近は結構平たくなっています。
もう少し足を進めると、オーシャンビュー!!
「ようこそ ちん山へ!」 どことなく下ネタを連想させますね…
拡大してみたら分かるのですが、人の名前がズラッと書かれています。
どうやら、この姫島の小中学校を卒業した生徒の名前のよう。
おぉ、このままパソコンのデスクトップにしたい位に素晴らしい景色。言葉はいりませんね。
右を向くと大きく見渡せる糸島半島。
じっくりと景色を見た後は、時間の都合で急いで島の集落へ戻ります…
つづく
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